C'est la vie!

polio

2010.10.16


La vie du Burkina. Jour:117・polio

今週末は木曜に続いてTenkodogo(テンコドゴ)という街に来ている。
Koupélaを離れて、あまり顔の割れていないこの街で、
今日は旅行者を装い写真を撮りまくった。

そんな中撮った1枚。
d0159222_3104382.jpg
<手漕ぎ自転車>

Burkinaでは車いすはまだ病院でしか見たことが無く、
脚に障害のある人が乗るのは車いすではなく圧倒的にこの手漕ぎ自転車が多い。
しかも首都でも任地でも、このTenkodogoでも、少なくとも毎日1人は目にする気がする。

脚が不自由な方が車いすではなくこれに乗っている理由は、
道が舗装されていないから車いすでは不便だったり、
車いすではものを運んだりできないからだと思う。

この国ではまだ障害のある人に保障があるようには思えないから、
障害があってもみんな働いているのだろうと思う。
そして働きやすい形を考えたら車いすではなくこうなったのだろう。

ただ気になるのは、
この手漕ぎ自転車に乗っている人を見かける頻度が尋常ではないことである。
日本でも車いすの人はかなりいるのだろうけど、こんなに街で見かけることはない。
車いすであまり移動しなくても済むように交通などが整備されていることも関係しているだろうが、
人口9分の1程度のBurkinaでこの頻度は何か問題があるはずで、
考えてみればその利用者が高齢者ばかりではないことにも気付く。

いや、ほとんどが30代までの人だといっても良いくらいだ。

戦争や内紛があるわけでもなく地雷を踏んだわけではなさそうで、
この脚の不自由な人が多い理由がなかなかわからなかったが、

この謎の正体はPolio・ポリオだった。

日本では予防接種の普及以降、患者が激減していて1981年以降感染者は報告されていないらしい。
つまり86年生まれの自分はポリオに罹った人を当然見たことが無く、
どうりで知識が無いから、なかなかその答えに行きつかなかったわけだ。

ポリオは小児麻痺、または急性灰白髄炎ともいうらしい。
発熱に続いて四肢の麻痺をきたす伝染病だそうだ。

それで下半身が麻痺した人たちがこの手漕ぎ自転車に乗っているわけである。
そしてこういった人たちが大勢いるということは、
この国でポリオのワクチンがまだまだ行き届いていないことを意味している。

BurkinaのPolioワクチンの接種時期を調べてみると、
産まれてすぐ、
6週目、
10週目、
14週目、
18か月目、
4~5歳でポリオのワクチンが接種されることになっている。

日本では生後3カ月から90カ月の間に6週以上空けて2回生ワクチンを飲むことが推奨されているが、
Burkinaでは5回。

伝染力が強く、家族が感染すると15歳以下の小児は100%感染するということからか、
まだ感染者の無くならないBurkinaでは5回接種するのだろうか?
それとも単にワクチンの効果が日本のものと違うのだろうか?

その理由はまだわからないけど、
きっと日本人にとってはものすごく些細な金額のワクチンでも、
5回にもなると接種できずにいる人が多いのかもしれない。
1世帯当たりの子どもの数も多いから、全員に接種するとなると確かに結構な負担だろう。

それ以前に1回すら接種できてない子も大勢いそうな気がする。

自分たち協力隊員はお国の税金で、
いろいろなワクチンを接種してからやってきたけど、
それって今更ものすごく恵まれたことなんだと思う。

そういえば訓練所の最後のワクチンはポリオだった。
経口ワクチンで「あーっん」と呑気に飲んだあのワクチンが、
世界では切実に必要とされてたわけか…

http://www.jcv-jp.org/
ペットボトルのキャップを集めたら、
ポリオから世界の人を救えることに繋がるそうです。

ちょっとでも気に留めてくれる人が増えれば、
世界をもっと良い方向にもっていける気がする。
国際協力、当たり前やけど日本でもできるんだね…




最近更新してませんでしたが、
最近は停電が多かったり、
ネットが不安定だったり、
読書がおもしろかったり、
任地を離れることが多かったりで、
放置になってました。

でもですね、本人はいたって元気でございます。

ご心配おかけしてますが、
日本で「便りのないのが良い便り」といったり
韓国のことわざに무소식이 희소식(むそしぎ ひそしく=無消息が喜消息)というように、
まぁ元気でやってると思っていただければ…

少なくとも週1回は更新します…反省
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by nao24d | 2010-10-16 23:00 | Au Burkina Faso