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La vie du Burkina. Jour:136

2010.11.04


La vie du Burkina. Jour:136・魚を釣る少年の写真

これも少し前の出来事なのであるが、
自分の撮った写真が南米ボリビアで展示していただけることになった。

オファーが来たのは9月26日に載せた魚を釣る少年の白黒写真である。

なんでも今月、首都ラパスで、
世界の子どもの笑顔のために、
というくくりで原爆展が開催されるそうだ。

これは協力隊員数人で企画なさっているそうだが、
その際、
子どもたちの未来をなくさないために
という趣旨で写真を掲載予定とのこと。

訓練所時代あまりお話する機会がなかった同期隊員の方だったが、
他の隊員の方のBlogのリンクから偶然を見つけていただいて、
お話をいただいたのである。

今回展示に当たって一言書いたのだが、
それも踏まえて当時の状況を少し遺しておこう思う。
あの写真を見てみなさんなりに想像された場面と比べていただければ幸いである。

写真を撮った場所は、
Burkina Fasoの首都Ouagadougouから東に2時間ほど進んだところにある
任地Koupélaの街外れの池。

彼自身が上半身裸で裸足なのに加え、
写真自体が白黒だから、見ようによっては寂しげに見える。
でもあの場にいると、決して寂しいとか悲しい感じのシチュエーションとは思えなかった。

なぜなら兄弟らしい少女と少年が隣で様子を見守っていたから。
だから少なくとも寂しくはなかったはずである。
d0159222_8133491.jpg
<魚釣りの少年とその妹・弟>

だとするとあの哀愁漂う背中はいったい?

もしかしたら兄として背負っているモノの重みが表れていたのかもしれない。


このときの現場の状況で他に注目すべき点としては、
以下の写真の通り、この池は澄んだ池ではなく、にごった茶色 い池だったということが挙げられる。
d0159222_8145542.jpg
<にごった池で魚釣り>
だから当時、こんなにごった池で釣りをする姿に、
ブルキナの子どもたちの強さ・たくましさを見た気もしたのを覚えている。

このように、ひも解くと実はこんな背景が広がっていたのだが、
そうした情報をそぎ落として出来たのが、あの写真だったわけだ。
みなさんの思う背景とはどのくらい違っていただろう?


色という情報が足りないとき、
その足りなさが逆に感性の豊かさを育むとでも言えるだろうか、

白黒の良さは想像を掻き立てるところにもある。

豊かで与えられてばかりいると、
そのうち荒んでボロボロですっからかんな人間になってしまう気がする。

人間にはせっかく想像力があるのだから、
ときにはその能力を使ってやらないといけない。
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by nao24d | 2010-11-04 23:00 | Au Burkina Faso