C'est la vie!

La vie du Burkina. Jour:271

2011.03.19


La vie du Burkina. Jour:271・I love you

今日は先輩隊員の送別会で上京。

明日帰国される平成20年度4次隊の方々と、
今夜のフライトで帰国の平成21年度1次隊の現職教員特別参加制度で参加されていた方々に向けての会だった。

9カ月同じ国で過ごしたわけで、
特に20-4のおふたりには、それぞれの任地で活動を見学させていただくなど、
お世話になることが多かった。

徐々に、こうして思い出の多い方々を見送る割合が増えて行くのだなぁと思うと寂しい気もする。


さて、この会の中で特に印象に残ったことをここに記しておきたい。

それはかの有名な夏目漱石が教師をしていたとき、
「I love you」の訳を、生徒が「我君ヲ愛ス」とした際、

「月が綺麗ですね」といいなさい。それで伝わりますから…

と言ったという話。
日本で英語の先生をなさっている方の最後の挨拶だったのだが、
正直何をおっしゃっているのか最初は理解できなかった。

しかし、あとで調べると、

夏目漱石は江戸~明治に生きた文豪であり、
その時代はまだ「愛」という言葉は一般的でなく、「情」の時代だった。
加えて「我君ヲ愛ス」という直接的な言葉は、日本人の感性に合うものではなかった。

以上から、
その話の前後を捉え、日本人ならではの叙情的な文章で思いをつなげる事をよしとしたのだろうと言われたり、
無粋なことが嫌いな漱石らしい逸話だとも伝わっているそうだ。

実に素敵なエピソード。
その話をなさっていた瞬間に、すぐ理解出来なかったのが残念だった。



震災後twitterで
"暗過ぎて今までに見たことないくらい星が綺麗だよ。仙台のみんな、上を向くんだ。"
というtweetを見た。
日本でも今多くの人が空を見上げていることだろう。

私も空を見上げ、
そして遠い国にいても世界との繋がりを感じられる月を見つめながら、
"月が綺麗ですね(=I love you)"とつぶやいてみる。
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<任地で観た初めての満月:2010.08.24>

あいにく今日はカメラが無かったが、Burkinaで10回目の満月だった。
残りは今のところ15回。
せっかく雨の少ない国にいることだし、
あと15回、少なくとも満月の日には、日本にのみんなに、世界で活躍する同志に、想いを馳せてみたい。
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by nao24d | 2011-03-19 23:00 | 隊員・事務所