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カメラの話

2011.11.28


82日目・カメラの話

ここ数日は12月に発刊予定の隊員機関誌の制作が忙しく、
ブログの更新もおろそかになっているが、
いろんな方の文章を読んでいてちょっと刺激を受けたので、
今日は活動や生活とはあまり関係がないが、
カメラの話をしてみようと思う。

この数日、前述の通り家では隊員機関誌のレイアウトをしている時間が長い。
その中で、ある原稿に添えられていた写真が、すごくきれいだった。
何がきれいか、と言うと"青"がきれいだった。
空の青も、海の青も…

海、という時点で気付く方もいるだろうが、
これらは、そう、内陸国のBurkinaの写真ではない。
沖縄やスイスで撮られたものだった。

モロッコに行った隊員が言うにはモロッコの空は青い、海も青いらしい。
Burkinaでは撮れない青がそこにはあるのかもしれない。
事実Burkinaの空はそんなに青くない。

ただ、これは被写体だけの問題ではない気がする。

それが、カメラの問題。


あまり難しく書いても仕方ないかとは思うが、
一眼や、ある程度の高級デジカメになると、RAW(=生)というモードで記録できるが、
大半のデジカメユーザーはJPEGで撮影しているかと思う
(この話がわからない人はJPEGで記録していると言って間違いないだろう)。

JPEG撮影の際は、例えばシャッターを切ると、
画像の色温度(ホワイトバランス=WBで調整)がある数値に固定されて記録される。
WBが仮にオートだったとすると、
そのときはカメラの判断で画像の色温度が決定されるわけだ。
少し上級者なら、雰囲気に合わせてWBを変更し、
赤みの強い画像にしたり、青味の強い画像にしたりとアクセントを加えることができる。

それと同様に、彩度(鮮やかさ)、コントラストなども、オートだとカメラの判断で決定される。
もちろん、これも同様に予め設定しておくことができる。
そして、画像が出来上がる。

RAWというモードなら、WBなどのパラメータを、
撮影後にPCあるいはカメラ本体の機能を使って、自分の手でひとつひとつ決定していく(かなり細かくこだわれる)。
この作業をRAW現像という。
言い換えればカメラがオートでやっている作業を手間暇かけて自分でやるわけだ
(ちなみに私の一眼で撮った画像は9割以上この作業を経ている)、フィルムの現像のように、1枚1枚。

しかし、繰り返しになるがJPEGの場合は、撮影前に設定は出来るものの、
撮ったものにあとから手を加えることが基本的にはできない。
もし仮に修正するとすれば、その作業は現像ではなく加工で、もとの画像に比べて劣化してしまうのだ。

つまり、RAWは現像で私好みの仕上がりに、
JPEGはある程度設定はできるにしろ、基本的にはカメラの、というかメーカーの好みの仕上がりになるわけだ(加工をしない限り)。

最近、
このメーカーの好みの仕上がり、というのが各社なかなかバラバラな気がするようになった。

それが、冒頭に挙げた「青」でより明確に差が出るように思われる。

オート任せにしたとき、
基本的にFUJI、PENTAXは鮮やかで、個人的にはかなり好みの仕上がりになる。
Canonもバランスが良い。

でもNikonはちょっと違う気がする、重いトーンになるような。

夜景には昔からCanonが強いと言われているし、
私がたまに取り組む星景写真の分野は、業界ではほぼCanonユーザーと言われる。

そうやって考えたら、
ときどき自分でもなんでNikonなんだろう?と思うことがある。

その理由としては、
最初の入口がNikonで、今更他社に移行できる経済力も無い、というのもあるが、

なんとーなくNikonのシャッター音や、本体・レンズのフォルム・デザインが好きだという、
出来上がる画と関係無い部分での好みのせいなんだと思う。
最初にNikonを選んだのは、事実、企業イメージ+そういう部分が由来だった。

カメラってやつは、
持ってなければ当たり前だが何も撮れないわけで、
持ちたくなるデザインや、撮りたくなるシャッター音っていうのは、
画素とかなんとかって画質面のスペックより重要なのかもしれない。

新聞社で採用されるカメラマンは、
カメラに詳しい人より、オートで撮りますって人の方が好まれると聞いたこともあるくらいで、
報道業界なんかでは、構図うんぬんこだわって瞬間を逃す人より、
オートでも何でもとにかく撮りまくる人が重宝されるとか…

これは完全にデジタル時代ならではの発想だが、
でも確かにある程度良いカメラになってくれば、
もう誰が撮ってもある程度のクオリティのものは写せるわけで、
そうなると、差がでるのは、その場にカメラを持ってるかどうか、
つまりここぞというタイミングでカメラを持っているかどうかということになってくる。

カメラってのは何より持ってることが重要なのである。

そう思うと私は、「青」が美しい他社の画像を見ても、
やっぱり行きつくところ自分のカメラが好きだなぁとしみじみ思うわけで、
結果、重たいし、色にはちょっと思うところがあるのに、やっぱりそれが手放せないでいる。
断然持ちたいカメラはNikonなのだ。

もっとNikonのクセを究めれば、たぶん「青」の問題も解決すると思う(JPEGでも、きっと)。
しかもフィルム愛好家がセルフプリントするように、RAW現像という作業もまんざら嫌いではない。
そんな手間がかかるところがかえって愛おしいというか…
それに音やらデザインやらが好きで持ちたいと思えるカメラだからこそ、
実際いつでも持ってたわけで、そのおかげで切りとれた瞬間も多い。

青がきれいに写せることで、そのカメラを持ちたい、そう思って、撮りたい瞬間にそう撮れているとすれば、
そのカメラがその人にとってベストマッチ。

私は"やっぱりNikon"というキャッチフレーズを鵜呑みして、舞い上がって、
いつまでも持ってたいからカメラだからいつも持っていることができて、撮りたい瞬間に撮れている。
で、撮り終わって"やっぱりNikon"ともう一度思うわけで、
それもまたある意味ベストマッチなのかなぁ、なんて思っている。


みんなの文章に刺激を受けたと言って書き始めたのに、
読み返すとひどくまとまりのない文章になってしまった…

カメラにもいろんな個性があって、
結局こうやって一口では語れない

とそんなことが言いたいわけではなかったのだが、

言いたいことがまだまだ尽きないので、ここで終わっておくことにしよう。

d0159222_85336.jpg
<叩く男>
今日の写真ではないけど、再赴任後一番の"やっぱりNikon"な1枚(レンズ純正じゃないけど)
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by nao24d | 2011-11-28 23:00 | 心境