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C'est la vie!

火起こしの哲学

2012.02.08


154日目・火起こしの哲学

人付き合いって難しいけど、
その中で共同作業していくのってもっと難しい。

「いい加減大人でしょ?」と言われても、意見が食い違うとついカッカしてしまったり、
最近気付いたけど、自分はとことん面倒だ、ってとこまで行くと、何でも放棄してしまう。

それは大人・社会人がすることじゃないわけで、
そこから抜け出せない限り、学生気分・サークル気分と言われても仕方なく、
また、背負っている責任の大きさも理解できていないと、苦言を呈されることも。
まだ言って頂けるならありがたいのだが…

えぇーいっ!何でも一人でやってしまえ!自分の思い通りに!
と独りよがりなことを思うときもやっぱりある。

でもでも、
むかーし、燃えさかる火を見て、あぁ、なんとなく人と人の関係っぽいなぁって思ったことがあった。

1本の薪でつく火と、2本の薪でつく火を比べると、
2本の方は1本+1本分の炎より、大きな炎にすることが出来る。
人だって同じで、1人の力と1人の力が合わさると、うまく行けばそれ以上の力になることがある。
そう、昔そんなことを確かに考えていたのだ。

ただ、薪で火を起こすには、空気の通り道が必要で、あまりに薪同士の間隔が狭いと火は消えてしまう。
間隔を広げ過ぎてもまた然り。
人もあまりに親しくなって距離が近づきすぎると逆にうっとうしくなったり、干渉が過ぎると関係に亀裂が生じたりする。
けれど、いつまでも避け合っていては相乗効果は期待できない。
共同作業に行き詰まるのはきっとこのせい。

上手に火をつけるにも、人付き合いにも、距離感が肝心。
なぁなぁにならず、干渉し過ぎないで、信じて見守る距離感、
人付き合いに関して、それを信頼感と言うこともできるのかもしれない。

自分がいて、相手がいて、それで一番うまくいく距離を見つけることが出来るようになったら、
自分の存在にもっと大きな意味を見出すことができるはず。

2006年秋の気づきから。
火起こしの哲学_d0159222_1036167.jpg
<焚き火>
いつか、人付き合いなんてシンプルなもんだ、って言えるようになると良いな。
by nao24d | 2012-02-08 23:00