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雨乾いて地固まる

2012.05.09


245日目・雨乾いて地固まる

他の地域では降ったと聞くのにうんざりするほど雨の降らなかったKoupéla。
最近になって少しまとまった雨が降るようになった。

一度降ると、街にはたちまちいくつもの水溜り、
場所によっては池と呼べる大きさのものまでできる。
一度や二度の雨じゃ、Burkinaのことだからすぐ乾くだろうと思っていたから、
これには少し驚いた。
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<水汲みする女性>

聞いた話だと、Burkinaの大地を主に構成しているものはラテライトと呼ばれており、
これは一度乾くとガチガチに固まってしまう性質があるらしい。
水を含ませようとしても簡単に元には戻らない、不可逆性のある土らしいのだ。

つまり、乾いたBurkinaの大地には水が浸みこまない。
だから、気化する分は確かに多いかもしれないが、
少量の雨が降ったとしてもそれが地表に溜まるので、簡単に大きい池ができるというわけ。

ただそのため洪水が起きやすいのも事実。
雨が地面に浸みこまないで、地表を流れていってしまうから、
貯め池が溢れると、そのあと何日も水が引かなくなってしまうのだ。

この土のおかげで、雨水を簡単に貯水できるが、
この土のせいで、洪水の被害にも遭いやすく、一度乾くと農業をするのが困難になってしまう。

Burkinaの人からすると切っても切れない縁だけど、
私のような日本人から見るとなんとも付き合うのが難しそうなラテライト。

でも、Burkinabéはさすがで、
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<切り出されるレンガ>
その不可逆性の性質を利用して、毎年池の周囲ではレンガを切りだし、家屋の建材として利用している。
日本で何を学ぼうとも、こうした生活の智恵の部分は全く敵わないなぁと思う。

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<雨水も無駄にはしない>
ちなみにこうした貯め池の水は、洗濯や掃除、水浴び、家畜の飲み水として使われるらしく、
綺麗だけれど貴重な井戸水を節約するのに一役買うそうだ。

“雨降って地固まる”ならぬ、“雨乾いて地固まる”Burkinaの暮らし。
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by nao24d | 2012-05-22 21:50 | 任地・生活