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C'est la vie!

Bani

2012.09.17


375日目・Bani

昨日からは北部の街Baniへ。
現在隊員はDori以北の街には行けないため、
行ける範囲では実質一番北の街なのかなぁと思う。

この街はかつてJICAボランティアの雑誌、クロスロードの表紙にもなったところで、
モスクが有名。

宿にはガイドが常駐していて、街のことをいろいろ教えてくれた。


Baniは1831年にある預言者が丘の上に誰かが7つのモスクを建てるだろう、
とお告げを遺したことがもともと伝説になっていた地らしい。

それが誰なのかわからないまま時が流れ、
今90歳か95歳かになる(ガイドが忘れてた)新たな預言者が7歳だったころに、
自分がそのモスクを建てる夢を見たらしく、
1979年に完成したのがこのモスク群。

以降、それまでたった4件の家庭しか存在しなかったこの地に、
今では4000の人口が生活しているそうだ。

ちなみに預言者のおじいさんは、
15歳のころから毎日少し集落を離れた草むらで夕方までお祈りをしているらしく、
未だにそれを続けているらしい。

街を見下ろす丘の上には7つのモスクがあり、
それと丘の下のグランモスクの位置関係が、
グランモスクに向かってお祈りをする人の、頭、両肩、両腕、両足を表している。
また7つのモスクは曜日とも密接なつながりがあるらしい。
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<丘の上のモスク>

グランモスクの壁面には、
お祈りをする人、コーランを書く木簡のようなもの、礼拝の際に使われる数珠のようなものが
モチーフとしてかたちどられていた。
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<グランモスク>


ところで、割と新しい時代のものなのに、かなり崩れているこのモスク群。
2009年にBurkina Fasoを襲った大洪水の影響もあったそうだ。
しかし、それよりもこのモスクの荒廃を進めた要因としてはダムの決壊が挙げられると言う。
2004年にそのダムが決壊するまでは、
どのモスクも3年に1度は綺麗に改修され、
雨季に多少崩れることがあっても、乾季のうちに修繕されてきた。
しかし、最大の水源が無くなった今、
日干しレンガの生産も追いつかず、
また雨季終了後2カ月ほどで無くなってしまうような貯め池しか持たないBaniでは修繕に多くの水を用いるわけにはいかず、
今は年に1つのモスクを修繕するのがやっとだそうだ。

かつてはそのモスクの修繕に、
水源からモスクの立ち並ぶ丘まで人がずら―っと並び、
バケツリレー方式で水やレンガを運搬し作業に当たっていたそう。
人々は職を手にすることができ、Baniには今より活気があったそうだ。


と、まぁ案内された中で聴いたのはこんな内容。
(行かないとイマイチ伝わらないだろうと思うのだが、自分のための記録として)


自分の感想としては、
任地や他の地域では味わえない、丘で感じる風、360°広がる景色に感動し、
のんびりとした北部Burkinaの人々の営みを感じられたことも貴重な体験だったし、
多少崩れてはいるものの、モスクは美しかったし、
その土壁の赤、雨季の緑、空の青の調和は素晴らしいと思った。

おそらく唯一の宿は、物凄く簡素なBurkinaの伝統的な住居の形をしているのだが、
埃っぽくあまり綺麗とは思えなかったけれど、
慣れると全然苦にならないのが不思議だった。

電気も水道も無く、青空トイレ、水浴びするわけだが、
それもある種快感だった。

と、BaniはBurkina北部にもこれだけの観光資源があるのか、と正直驚くほどのポテンシャルを持っていて、
Burkinaを訪れた際は是非旅程に組み込んでもらいたい場所。

このまま廃れていく一方とならなければ良いなぁと切に思う。
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<丘の上から>
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by nao24d | 2012-09-17 22:00 | 国内イベント・観光・旅行