C'est la vie!

カテゴリ:活動・配属先( 25 )

厨芥屋さん

2011.12.05


89日目・厨芥屋さん

明治期には厨芥屋さんという職業があって、
ゴミを集める事を生業としている人たちがいた。

し尿も肥溜行きで、その当時は今の"廃棄物"が全て有価物だったと言えるかもしれない。

その後厨芥屋さんが衰退し、肥溜が使われなくなったのは、
経済成長により、生ゴミやし尿の価値が下がっていったからだとされる。
そして、誰も手をつけなくなったため、税金で処理をする形に変わっていった。


Burkinaでは、当時の日本とゴミの組成は違うものの、
まだゴミの価値が高い状態が続いている。

枯れ葉や紙類などを燃やした灰は肥料に用いているし、
人糞は使わないが、家畜の糞は肥料としてだけでなく、住宅の建材としても用いるほど。
生ゴミは家畜の餌となり、
ペットボトルは再使用、缶もどこかで売れるらしい。

この状況では役所が請け負わなくてはならないほどのゴミ処理へのニーズがあるとは言い難い、
特に人口規模がそこそこで、決して潤っているとは言えない地方都市では。

このため、上記にあてはまらないタイプのゴミを出している家庭は、
特別にお金を払って厨芥屋さんに回収してもらうことになる。
もっとも、彼女らは運んで投棄するだけなので、有価物を回収して利用していた日本のそれとは少し違う
(明治期の厨芥屋さんはその名の通り生ゴミを集めてそれを灰にするなどして儲けていたわけだが、
ここのはただ運搬し投棄するだけ、と少し趣向が違うので、厨芥屋というよりただの埖屋というのが正しいかもしれない)。

私の任地には厨芥屋さん(ここではゴミ回収してくれる人をそう呼ぶことにする)が1つある。
前述の通り役所が先頭をきってゴミ処理しているわけではないが、一応この団体は市役所からの委託である。
d0159222_22485773.jpg
<市役所という表示の入ったロバ車>

しかし、現状2年間報酬にあたるものは支払われておらず(当初約束されていたにも関わらず)、
回収を依頼した各家庭から支払われる料金だけで運営されている。

そして、最終的に投棄する場所までは7キロ以上の道のり、
往復で15キロもかかるという(これも一応市役所が確保した土地ということ)。

我が家のゴミの回収日だったこともあり、今朝の作業に少し同行してみたが、
今日はマダムがたった1人で回収しており、なかなかキツイ仕事だなと思った。
d0159222_2256016.jpg
<ひとりきりでの作業>

しかも、ゴミ箱を設置していても、周囲にゴミが散らかっている家庭では、
彼女は掃き掃除までしなくてはならず、
ただでさえ、長い道のりを歩く長時間の作業であるのに、ここでもタイムロスを余儀なくされている。
d0159222_2251055.jpg
<散らかったゴミの掃除>

さらにこの間この団体のプレジデント(リーダー)と話をしたら、回収料金の支払いも滞りが目立つとの事。
中途半端にしか関わってくれない市役所にも問題があるが、彼女ら自身の取り組み方にも改善の余地はありそうだ。

今後は…
この団体の運営方法の見直し(帳簿をしっかりつける、支払いの催促をする、ゴミ箱設置数を増やす営業活動をする)、
それと市役所への労働環境改善の依頼、
この2点もしっかりしていかなくてはならないと思った。

Burkinaの社会の成熟度合い、ゴミ組成状況からすれば、
まだまだこの街でのゴミ管理には彼女たちの力が大きいだろうから。
[PR]
by nao24d | 2011-12-05 22:00 | 活動・配属先

日本からの来訪者

2011.11.29~12.01


83~85日目・日本からの来訪者

スタディーツアーで数日前からBurkinaを回っておられる日本人のS氏が、
この3日間Koupéla、私の家に来て、活動を見て下さった。

このスタディーツアーは日本ブルキナファソ友好協会のホームページから申し込めるそうで、
協会に参加者のアテンドを委託されているOuagadougou在住の日本人I氏から、
西出くんの活動を見学できませんか?とオファーを頂き、
正直そこまでたいそうな活動はできていないけれど、
外からの意見を聞く貴重な機会だと思ったので、こうした運びとなった。

最終日は、同任地の村落開発普及員の活動(村人とのワークショップ)を見学しだが、
d0159222_239107.jpg
<ワークショップの様子1>
d0159222_2312216.jpg
<ワークショップの様子2>
d0159222_23132423.jpg
<ワークショップの様子3>
初日・2日目は、任地でものづくりをする職人さんのもとを訪れリサイクル製品生産の現場を見て頂いたり、
d0159222_23143766.jpg
<女性促進省職員、織物職人、S氏>
地方都市の暮らしを見て頂こうとMarché(マルシェ:市場)やCabaret(キャバレー:ローカル酒を飲める酒場)などを回ったりした。
d0159222_23175582.jpg
<ローカル酒・ドロを飲むS氏>
d0159222_23194014.jpg
<ドロティエさん>

訪れたいくつかの活動先では、
拙いフランス語しか話せないながらも通訳をさせて頂き、
S氏の質問をいくつか代わりに尋ねることとなったのだが、
機会が無いと改めて尋ねることのなかったいろいろな話をS氏のおかげで伺うことができて、非常に良かったと思う。

ものづくりをしてくれている職人さんの置かれている状況、
その技術がどれくらいの珍しいものなのか、
職人さんの活動を支援する省庁側の考え、などなど…

ここで得た情報がが今後の活動の方向性をもしかしたら大きく変えるのでは?
と思えるくらい、いろいろな発見があった。

紹介するっていう行為を通して、より理解が深まったというか、
きっと自分の方が学んだことが多いんだろうなとすら感じている。

それに、S氏は開発経済学で修士まで取得されており、
今はギャップイヤー、来年からは博士課程に進みたいとおっしゃる方で、
協力隊に参加するまでほとんど国際協力の分野に触れたことが無かった私の知らないお話をたくさんして下さった。
私はどうしても現場寄りの視点でしか話せないから、彼の学術的な視点は非常に興味深かった。
同世代の方から、そうしたお話を聞けるのは本当に刺激的で、
とても有意義な時間を過ごすことができたと思う。

S氏にとってどれだけ有益だったかはわからないけれど、
今後の彼のキャリアに少しでも役立つ学びがあったなら幸いである。
もしうちの任地のことが役に立たなくとも、少なくともBurkinaから何か持ち帰っていただければ、と切に願う。
d0159222_2372143.jpg
<博学な上、ノリまで素晴らしいバランスの取れたS氏>
S氏のこれからの活躍に負けないように、
私も学びをやめず、活動に向きあって行こうと思う。

S氏、来て下さって本当にありがとうございました!
[PR]
by nao24d | 2011-12-01 21:00 | 活動・配属先

Composition des ordures ménagères

2011.10.26


49日目・Composition des ordures ménagères(家庭ゴミの組成)

任期中に市内の衛生状況改善に向け、
市役所にゴミの管理に関する提言を行おうと思っており、
その提案の際に用いる資料を作ろうと、
現在他の都市のゴミ管理状況のレポートを作成したりだとか、
この街の女性団体の活動を調査したりしているのだが、

それと合わせて最近行っていたのが、
家庭ゴミの組成調査である。

今回は4件のお宅と、1件の仕立て屋さんを対象にした予備調査で、
1週間、各家庭から出たゴミを集めてもらった。
d0159222_23363893.jpg
<マンビ・アニセの家>

調査に至った理由は、
Burkinaでどんなゴミが出ているのか、どんな割合で出ているのかがわからなければ、
より良い管理の仕方が何なのかわからず、提案の方向性が定まらないからである。

また過去のアフリカでのゴミ組成調査と比べることで、
その数年間の生活の変化を垣間見ることもできるかもしれない、と思っている。
d0159222_23384159.jpg
<調査中>

詳細は本調査のあとにまとめようと思っているが、
この予備調査だけでもBurkinaのゴミ(とされているもの)の様子が少しわかった気がする。

特徴的なのは袋の中身の大半が、土砂と枯葉で構成されているということ。
重さの9割は土と葉だと言って良い程である。
d0159222_2341846.jpg
<袋のそこに溜まる土砂>

彼らはゴミ箱を使わず、ゴミが出てもとりあえず周囲にポイ捨てし、
後で掃き掃除をするから放っておいて構わないと言う。

だから掃き掃除で集めたもの=ゴミとなっていて、
その中には砂や葉が混ざる(大量に)。

そして、生ゴミも葉も土も、土に還らないごみ・焼却できないゴミも一緒にまとめておいて、
ときには火を入れて嵩(かさ)を減らす。
そして、時期がくると高栄養だという理由で畑にそれらを肥料(安全性に疑問)として撒く
(時期が来るまでは家の前などに積まれたままになり、これがかなり不衛生に思う)。

伝統的にそうした方法で農業と家庭の清掃を行っていたため、
土に還元されない不燃性の物質が混ざっても、その習慣のまま行動している。

今回の調査でも、渡した袋にゴミが出ればその都度捨てるという方法ではなく、
おそらく1日に数回掃き掃除をしてまとめて捨てるという方法がとられたことが見えてくる。

ゴミには栄養があって、ただ捨てるのは勿体ないという感覚、
それは理解できるのだが…
d0159222_23521025.jpg
<分類ごとに整理したところ>
やはりの中で問題になるのはやはりビニール袋だ。
それさえある程度排除できれば、Burkinabéのゴミ処分の様式を変えさせることなく、
より衛生的にゴミが管理でき、
仮に火をいれたとしてもダイオキシン類など有害物質の発生を抑えられると思う。

問題はそれをどうやって実現するか…

もうちょっといろんな家庭の様子を見ながら考えて行きたいと思う。
[PR]
by nao24d | 2011-10-26 23:00 | 活動・配属先

La préparation de mon rapport annuel

2011.10.18


41日目・La préparation de mon rapport annuel (年間報告の準備)

中間報告会前日。

中間報告というだけあって、本来は1年間の活動の総括をするもので、
6月頃行う予定だった2年の任期中でも結構ウエイトの大きなイベント。

退避があった為、私たちの場合は活動の中断した4月までの活動を振り替えることになるのだが、
これは単なる報告の場ではなく、今後行って行きたい活動について配属先に意向を伝えるチャンスでもある。

しかし、準備は難航。

CPに事前に資料の添削を頼むと、
彼の意見に書きかえられてしまうので(経験上)、
もう一人の同僚、新人職員のG氏に添削してもらっているのだが、
d0159222_2303398.jpg
<我が家での添削風景>
今日は別件で忙しかったこともあり、
まさかの自宅に持ち込んでの、最終調整。
なんとか、資料は完成した。

PPTは無し。
あとは活動写真のスライドショーだけ準備しようと思う。

資料がかなり充実してると思うので、
喋りはそれをもとに何とかしよう。まさかの原稿も無し!

でもこの2週間くらい、ずーっと活動の振り返りや、
資料作成してたから、語彙も結構増えたし、
やりたいことも明確になってきたから、
それをしっかりディスカッションできれば、と思う。
[PR]
by nao24d | 2011-10-18 23:00 | 活動・配属先

La situation en matière d'hygiène dans la Koupéla

2011.10.14


37日目・La situation en matière d'hygiène dans la Koupéla(クーペラ市内の衛生に関する状況)

今日は午後からCPと街の衛生状況調査と、
市民へのインタビューを試みた。

やり方としては、
市内には5つのsecteur(セクター:ここでの地域区分の単位)があり、
その5つの地域の結合点付近を通って全secteurを大まかに巡回し、
合間合間に家庭を訪ねインタビューをするというもの。

改めてCPと回って見ると発見もあったし、
彼は日本人と同じ感覚で問題点が指摘出来ているのだな、ということに確信を持つこともできた。
そこは良かった半面…

ゴミや汚染されてるなぁと思う箇所ばっかり見ながら、
下を向いて歩いていると、随分気が重くなった。
ゴミやその他衛生状況に悪影響を及ぼす行動が、
こんなにはびっこっているだなんて、と。

もう見慣れてきつつあったから、そこまで視界に入っても意識しなくなってきてたところだったので、
よくよくゴミだけ目を凝らしてみると、うんざりしてしまう量だった。

写真ではどこまで伝わるかわからないが、そんな悲惨な状況の一部を紹介しようと思う。
d0159222_20291080.jpg
<仕立て屋さんの前に捨てられたゴミ>
ゴミ箱がないから、という理由で店先にどんどんゴミを捨てている仕立て屋があった。
が、ここだけ取りたてていうのはおかしいくらい、どこの店の前にもこうしてゴミの山があって不思議ではないのだ。
店主と話をすると、ゴミ箱置くことにも理解は示してくれているし、
来週一週間、とりあえずゴミの組成調査をさせてもらうことにした。

d0159222_20353542.jpg
<蓋の無いポリタンク、あるポリタンク>
3月、首都でPHASTという衛生啓発手法の研修を受けた。
その際にも衛生管理に良い行動と、悪い行動の例として扱われていたのが、
水を運ぶタンクの蓋のある無しだった。
実際こうやって並んだものを見ると、
当たり前に蓋があると思うのは間違いなんだなぁと気付かされる。

d0159222_2045345.jpg
<紙を食べる山羊>
こんな紙を食べてるところ、唄の中の世界だけかと思ってたけど、
まさに今食してるところを生で見ることができて衝撃だった。しかもゴミの山で…
他にも洗濯に使われた洗剤とかいろいろ混ざった汚水を飲んでる豚とか鶏とかいて、
こんなん食べてるんやなぁと思うと、結構複雑な心境だった。

d0159222_20504260.jpg
<ゴミあさりする子どもたち>
スカべンジャーというのか、ウエストピッカーというのか、
そういう子どもたちにも遭遇。
ゴミ溜めの中から綺麗な葉っぱを取り出して袋に入れていた子がいたんだけど、
あれ食べるつもりなんだろうか?って本気で心配になった。
CPはそれはないだろうと言ってたけど、
それを食べる食べない以前に、こういうところを子どもがうろうろするのはどう考えても良くない。
疾病リスク、めちゃくちゃ高い気がする。

d0159222_20572590.jpg
<すぐそこにロバの糞が放置されている公設水道>
Burkinaの多くの家庭は、
公設されている水道やポンプから水を汲んで生活に用いているのだが、
その公設水道の管理がしばしば問題になっている。
この管理組織の運営支援みたいな活動をしている隊員も入っている程で、
国家的なプロジェクトに位置付けられてもいるのだが、
現状、こういう水道・ポンプが後を絶たない。
せっかく衛生的な水道から水を得ることが出来るのだから、
周りの不衛生さえ改善すれば、疾病リスクなどかなり低減できるに違いないのに、
これは非常にもったいないことだと思う。


たった半日うろうろしただけで、こうしたことが見えてくる。
初めてここに来たときのショック、最近忘れがちだったけどこれで少し思い出せた気がする。

あと8カ月、いや活動終了までは7ヵ月、
どこまでやれるかわからないけれど、少しでも状況を改善したいと思う。
[PR]
by nao24d | 2011-10-14 21:00 | 活動・配属先

Fabrication des petits sacs par le recyclage des sachets d'eau 2

2011.10.13


36日目・Fabrication des petits sacs par le recyclage des sachets d'eau 2(水パック再利用によるポーチの制作2)

Sachet d'eau(サシェ ドー:飲料水のパック・袋)のリサイクルに関しての続編。
(第1弾の記事はコチラ)
d0159222_6524294.jpg
<制作中の手元>
今日はtailleur(仕立て屋)さんのリサイクルポーチ制作過程を録画させてもらった。
今回は販売目的で、30個のポーチを作成してもらおうとお願いしているのだが、
ずっと作業を見ていると、関わって下さっている2人の職人さんの技術に結構差があるのがわかった。
これはなかなか痛い問題。

JICAの事務所で販売するとなると、ターゲットは日本人や海外のドナー。
だとすると、高いクオリティで作ることと、1つ1つ同じクオリティで作ることは売上UPの必須条件。
d0159222_6544950.jpg
<ベテラン>
上手な方は少し修正点を伝えたけれど、とりあえずこのまま頑張ってもらう方向、
d0159222_6554015.jpg
<若手(ガルちゃんの弟)>
ただ、もう一人はかなり頑張ってもらわないといけなさそうだ。
返事は威勢が良いのだけれど…

でもまぁ、要求しているのは慣れない作業、かなり細かい作業だと思うし、
基本的な技術や、仕事の早さだけみれば、さすがだと思う。
もちろん素人の私には敵わないことは明らか。

2番手が育って行けば、そのプロセスは今後この取り組みを広げていく上で参考になるのかもしれない。
人を育てることと、品質の向上・維持。
このバランスを上手く取りながら進めて行かなければならない。


なお、制作にかかるお金に関しては、
足繁く通ったのが良かったのか、全容が少しずつ見えてきた。
やっぱり、足で稼ぐ、というか、ボランティアは動いてなんぼだなぁと思う。

あとは販売価格をどうするか…
[PR]
by nao24d | 2011-10-13 21:00 | 活動・配属先

Fabrication des petits sacs par le recyclage des sachets d'eau

2011.10.09


32日目・Fabrication des petits sacs par le recyclage des sachets d'eau(水パック再利用によるポーチの制作)

レジ袋のリサイクルと合わせ取り組もうと考えているのが
Sachet d'eau(サシェ ドー:飲料水のパック・袋)のリサイクル。

Burkinaでは飲料水はペットボトルより、
ビニールの袋にパックされて売られるのが一般的で、
このポイ捨てもレジ袋同様非常に深刻。

これをどうにかすることは出来ないかと以前から考えていたところ、
先輩隊員がポーチを制作されていたので、それを参考に任地でも同じものを作ってみることにした。
Sachet d'eauの内側にpagne(パーニュ:布、女性は腰に巻いてスカートに代わりにも使う)を張った、
二重構造のファスナー付きのものである。
d0159222_742660.jpg
<先輩隊員の任地で制作された製品>

我が家の警備員の弟がTailleur(仕立て屋)さんだったので、
まずは彼に1つ試作してもらった。
d0159222_7431818.jpg
<試作品1号>
しかし先輩の製品を見せて作ってもらったのにも関わらず、
出来たものは全く似つかないサイズ・形のものだった。
レジ袋リサイクルとは違って先の思いやらてるスタート。

そこで、いったん先輩の製品を隈なく観察してみることに。
裏返したりしながら細部を確認し、彼が作ったものとの違いを明確にした。

そして、再度、同じように作れるか?と確認し、再制作を依頼。
d0159222_7441150.jpg
<試作品2号>
そして出来上がった試作品2号は平べったいペンケース型のものだった。
まだ違う。

ポーチとしては丈は長く、高さが足りない。
三度試作の依頼。

出来上がったものがこれ。
d0159222_7453286.jpg
<試作品3号>
欲を言えばまだ高さが足りないが、
縫製も随分よくなってきたし、ようやくイメージに近づいてきたと思う。

今後これをJICA事務所のロビーで販売する予定なのだが、
製品制作の目処が立ったら、また次の課題。

販売を見据えて制作するとなると、またいろいろ越えなければならない障害が出てきたのだ。

まず、これをひとつ作るのにかかる正確な金額を知らなければならない。
その為に信頼関係を築かなければならない。
だが、私自身は営利目的ではなく、収益は全部仕立て屋さん側に入ると説明しているのだが、
なかなか本当の材料費を教えてくれないし、かつ、わからないように値段を釣り上げようとしてくる…
販売はこちらに任せてくれれば、必ず収益につながるように調整するのに。

その為の必要な手順だということがなかなか伝わらない。

あんまり彼らの収入のことばかり言われると、先にもっとクオリティ上げてくれと言いたくなる。

しばらく葛藤は続きそうだ…
[PR]
by nao24d | 2011-10-09 21:00 | 活動・配属先

Un bon produit

2011.10.05


28日目・Un bon produit良い製品)

再赴任後まもなく環境省配属の隊員と、
事務所の職員と調整員が入って行われた環境部会。

これ以降、
3日の日記でも環境分野の関連情報メールが届いた事を紹介したが、
参加者間で、情報共有が非常に活発な今日この頃。
有益な情報がどんどん入って来るので大変ありがたい。

そして昨晩、また事務所の職員さんからメールを頂いた。
そこにあったのは、
ゴミをサッカーボールにする[ Football Tape ]の話。

ゴミを丸めて、テープで固めてサッカーボールにして、遊ぶ。

Burkinaの国民的スポーツ・サッカーを、ゴミ問題改善に結び付けられたら、
なんて素敵なことだろうか。
d0159222_206378.jpg
<フットボール・テープ>
この製品、
ただのガムテープじゃなくて、サッカーボール風のデザインになっているのがめちゃくちゃ粋だ。

是非送ってもらって使ってみたい!

でも他にもこういう発想でゴミ問題を改善できる案は無いものだろうか?

すごく刺激的な発想で、ゴミ問題のこと考えるのが少し楽しくなった。

柔軟な発想、こういうちょっとした気付きが世界を変えるんじゃないかと思う。
[PR]
by nao24d | 2011-10-05 21:00 | 活動・配属先

Un e-mail sur le secteur de l'environnement est arrivé.

2011.10.03


26日目・Un e-mail sur le secteur de l'environnement est arrivé.(環境の分野に関するメールが届いた)

ブルキナファソ環境分野の関連情報というメールが届いた。
内容は、①環境分野PTF会合の開催、②組織改変の動き、であった。

今日はその中の気になった項目をいくつか挙げることにする。

"2011年5月の組織改編を受け、水産部門、衛生部門が環境省へ移管されたが、
参加者から環境省のキャパシティ不足を懸念する声が聞かれた。"
(メール本文より)

私は現在、どちらかと言えば衛生分野に関する活動を中心に行っている。
そこで環境省に衛生セクターが来ると、何らかのメリットが考えられるが、
このメールを見た限り(上記部分だけでなく全体を見て)では、
依然として環境省は廃棄物対策など、衛生分野の活動に積極的ではないように感じた。

それは、上記に示される人員面のキャパシティーの問題だけでなく、
その他の部分を取っても、バイオエネルギーなど植物からの生成物に関することや、
温暖化・砂漠化対策が軸だという印象が強かったからである。

"ジャトロファのバイオエネルギー活用に注目している。"(同)
"2011年の取り組みとして、10万haの植林計画を策定中。"(同)

私は、Burkinaの政府が国を挙げてやらないと、
予算付きのプロジェクトならまだしも、ボランティアが入ったところで、
起こした行動、生み出した成果が、最終的には根付かないのではないか?と思うことがよくある。

しかし、廃棄物対策に投資出来ないことも重々承知している。
お金になるジャトロファとお金を食う廃棄物を秤に掛けたとき、
残念ながら廃棄物が後回しになるのには当然と言えば当然。

そして、温暖化対策や自然保護の大義名分が無いとドナーも援助しないというのが現実。

"世銀などによる支援の枠組み「Fond vert」を通じて、1億ドルのファイナンスが得られる見込み。
気候変動対策、生物多様性の二つの取り組みが柱となる。"
(同)
fond vert=緑の基金?

それを改めて知ったからと言って、
腐るわけでも、別段することが変わるわけでもないが、

10年後、20年後、廃棄物問題に政府が取り組み始め、
国の後ろ盾を得たボランティアが活動にあたるとき、
彼らの参考になり得るものを遺せれば…と思う。
d0159222_21342297.jpg
<嵐の日>
余談:
今日は雨が降ったのだが、降る直前は日本の台風を彷彿させるような暴風が吹き荒れ、
凄い勢いで砂ぼこりが舞う様子は、乾季に吹くharmattanみたいだった。
(ハルマッタン:サハラ砂漠や西アフリカで吹く熱い乾燥した東または北東の風、黄砂の日のように空が灰色になる)
こういうとき、裸眼で生活できることを本当にありがたく思う。
おそらくコンタクトなら、目が痛くて仕方なかっただろう。
[PR]
by nao24d | 2011-10-03 23:00 | 活動・配属先

Les artisans de Koupéla

2011.09.23


16日目・Les artisans de Koupéla(クーペラの職人たち)

Burkinaでは環境問題として砂漠化や水不足が挙げられるが、
人々のポイ捨ても深刻な問題の1つである。
私は環境教育という職種で派遣されているが、
今重点的に取り組んでいるのも、やはり廃棄物に関すること。

その中でも退避前から特に温めていたのは、
使用済みSachet(サシェ=袋、ここでは特に日本でいうところのレジ袋)のリサイクル活動。

今日はこれに携わってもらう機織り職人たちのアトリエに行ってきた。

この活動は、
土に還らないSachetを拾い集め、
それを材料に財布、小銭入れ、鞄などを作って収入を得る、というもの。
上手くいけば、一石二鳥の廃棄物対策となり得る。
“ゴミを拾いましょう”、”ゴミはゴミ箱に”
といくら言ったところで、習慣はなかなか変えられないのだけれど、
収入に繋がるとなればモチベーションも違ってくるはずだと思う。

私は退避前に小銭入れの試作品をひとつだけ作ってもらったっきり帰国してしまっていたので、
今日は挨拶がてら、また1からのつもりでアトリエに行ってきた。

すると、
予めSachetが織りこまれた生地が用意されていて、
“すぐに財布や鞄の制作にかかれるだろ?”
と提案してもらえた。
これは全くの嬉しい誤算。
それだけで既にランチョンマットに出来そうな仕上がりで、
今後のこの活動がかなりスムーズに進みそうな気がした。
Burkinaの職人さん、もといKoupélaの職人さん、良い仕事してますねー!
d0159222_4301671.jpg
<ランチョンマットに出来そうな生地>
注:作ったのは後ろの女性団体の人たちでこの男の職人さんではない。彼は団体を紹介してくれた友人。
[PR]
by nao24d | 2011-09-23 21:00 | 活動・配属先