C'est la vie!

SIAO 5日目

2012.10.30


418日目・SIAO 5日目(たまにはリアルタイム更新)

~今日の流れ~
連日の疲れか朝は少し寝坊して、
行きたかった歯医者に行けなかった。

気を取り直して10時ごろ会場に着く。
昨日今日の感覚から、平日の朝は客足が少ないと見て良いようだ。

昨晩焼き直したJICAボランティアの活動紹介DVDは、
今日も会場のデッキで観ると字幕が切れてしまう。
PCで観れば問題無いのにどういう理由からなのだろう?
ちょっとこの件は保留。

お昼はラスマネさん(日本食レストラン「東京ですか?」のシェフ)の唐揚げ定食を食べたのだが、
その後はものすごい眠気に見舞われ、
ブースの後方で2時間ほど気を失っていた。

起きてからは飲料水パックを切り開く作業×80袋ほど。
それが終わるとさらに回収する作業。
会場内にポイ捨てされている飲料水を約150袋ほど集めて帰って来た。
そこからはまたそれを切り開き、
途中で期間中2回目のラジオのインタビューを受けたりしながら、
20時頃まで作業してからブースを閉めてパビリオンを出てきた。

ドミに戻ったあと持って帰ったそれらの袋を午前1時過ぎまでかけて手洗いした。

今日の売り上げはトータル2万フランほど。
もう売れるものが無いので結構限界に近い状態。

しかし、袋を集め、それをまた仕立て屋のVincentがトートバッグにしていく作業で、
今日は7つを完成させることができた。
またこの作業は人々の注目をかなり集めるので、
このリサイクルの取り組みを周知させる意味では大きな効果があると感じている。

売ること、販路を増やすこと、これは序盤でかなり達成できたと思うので、
ここから最後の週末までは、時間的な余裕もあるので、
リサイクルであったりポイ捨てに対しての啓発の意味を込めたアピールが出来ればいいと思う。


~気になったこと①~
Benin人のお客さんがSIAOのPagne(布)で作ったトートバッグをおととい発注して下さり、
今日はその受け取りの日になっていた。
15時頃一度ブースを訪れて下さった際まだ完成しておらず、
仕立て屋のVincentは「17時に来て下さい」と言った。
相手は「19時に来るからそれまでに仕上げてくれ」と言ったのだが、
Vincentは「いいえ、17時で構わないです」と言い張った。

結局17時10分にお客さんが来て下さったのだが、
そのときにはまだ完成しておらず、
お客さんはまた明日来る、と言って去って行った。

Burkinaではこういう風にいついつまでに出来る、と言って結局出来ない、
というパターンが仕立て屋でも、家具屋でも、電気会社でも、役所でも非常に多い。
今回の場合、お客さんの方から余裕のある時間を設定してくれたわけで、
なぜそれに従わないのか理解不能だった。

私はVincentに言った。
日本が発展してる、Burkinaは貧しい、とよくBurkinabéは言うけれど、
それはこういうところに起因するのではないのだろうか?と。

日本ではお客さんとの間で、期日を守るというのは、絶対に外せない要素。
だから全力で納期に間に合わせる。
そして、アクシデントも想定して、余裕のある期日を予め設定するし、
出来ないなら出来ないとはっきり言う。

こっちは大口叩くと言うか、アクシデントを想定しないで約束をし、
出来なかったことすらÇa va aller.(なんとかなる)で済ませてしまう。

それではこの先、せっかく獲得した販路をふいにしてしまう。

停電だって多いBurkina。
それに彼は8月上旬にバイクで転んだこともあり、
SIAOに向けても数百個作る予定だったトートバッグが結局50個も作れなかった現実がある。
何でもかんでも安易に請負ってはいけないことを誰よりわかっているべきなのに…

そんなこんなでちょっと言い合いになってしまったけれど、
最終的にはラスマネさんのカツ丼を2人で食べ、
「明日も水パック集めて来るからお仕事頑張ってね」
「明日も縫製頑張るからパック集めよろしくね」
と言い合って今日を終えた。
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<カツ丼を食べるVincent >

ここ(Burkina)で仕事をするだけならば、
私たちの感覚に合わせる必要は無いのかもしれない。
でも、それに合わせる合わせないの前に、そういう信頼関係の築き方があることを知っておくのは、
きっと彼や任地の人々にプラスになると信じている。
その上で最終的にどうするかは彼自身が決めれば良い。

だから、向こうが不機嫌になろうが私は思ったことを言うし、
今までやってきたことを考えれば少し険悪になっても、
それで崩れてしまう関係でもないとも思っている。
それにこうやって、共に歩んでいけるのも、もう残り少ない期間しかない。
この時間を大切に、どんどんぶつかりながら磨き上げたものを日本に届けられれば最高なのだが…


~気になったこと②~
SIAOの会場では毎日
「おい、中国人」
とよく声をかけられる。

今回のSIAOは日本が特別招待国。
直接の投資では無いにしろ、間接的に日本の資金で建てられたパビリオンもあり、
テレビでも連日日本が取り上げられているのにも関わらず、
それでもまだ「中国人」と言われるのは少しがっくりくるところがある。

とくに、ソーラン節の衣装でいるのにそう言われると、
ほとんどイラっとしてしまう。

今日も帰り道、会場から出てタクシーを探している道すがら、
物売りの男たちがいつもと同じように「おい、中国人」声をかけてきた。
私は「私たちは日本人です」と大声で叫びながら道を進んだ。

そうすると1人、わざと何度も「中国人、中国人」と言って、
おもしろがる輩が現れた。
これには正直ムカっときて、名札に書かれたJaponの文字を見せ全力で否定した。

周りのBurkinabéの1人が本当に申し訳なさそうにして、
ふざける男を止めてくれたが、
最大の援助国とも言われる日本をそうやって侮辱するのはどうなんだろう?
という想いがこみ上げ、しばらくおさまらなかった。

でも、あとになって考えてみると、
その援助も彼には直接届いて無いのかもしれないし、
だとしたら、別に日本人に対して感謝の気持ちも無いだろうし、
彼自身が中国に悪い印象を持っていなかったら、私たちが怒る理由もわからないだろう。

私は今の日中関係を見ていて、中国に好意的な印象を抱けないし、
だからあんな風に怒ってしまうのかもしれない。
でも別に直接何かされたわけでもないのに嫌うという行為はおかしいような気もする。
そして国際協力してるぞーって偉そうな面をしながら調子に乗ってる日本人を、
ちょっと冷やかしてやりたかったのかもしれない。

彼は傲慢になりかかった私に、そんなメッセージを発していたのだろうか?

もちろん、そこまで深く考えず、ただおもしろがってただけかもしれないけれど、
なんだか自分が試されているような感じで、とてもモヤモヤした気分になっている。
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# by nao24d | 2012-10-31 12:17

SIAO 1日目

2012.10.26


414日目・SIAO 1日目

設営がまだ途中な感は否めないが遂にSIAOが始まる。

会場へは隊員宿舎からタクシーで行くのだが(約20分)、
今日はタバスキ(イスラムの犠牲祭)ということもあり、
タクシーどころかほとんど車が走っていなかった。

しかしたまたまJICAの公用車が通過してくれ、
なんとか会場への脚を確保。

会場内は警察の厳重警備で、
招待国日本のJICA公用車でさえ、
通行許可証が無いと進入できない。

が、入口で足止めをくらっている私たちのもとに、
見覚えのある顔が近づいてくる。
ベルナールさんだ。
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<ベルナールさんと(2012.11.01撮影)>
彼は隊員とも親密な付き合いのある責任者級の警察官で、
なんと彼の一声でJICAカーは無事会場内へ辿り着くことができた。

9時少し前に到着したが、
やはりタバスキの影響か場内は閑散としていた。

そして、融通の利かない警備のため、何故か日本パビリオンに日本人が入れない状況。
大使館の職員の方が動き回って下さり、その後数分で中に入ることができたが、
会場も会場でまだまだバタバタしていている印象だった。

午前中はプロのバイヤーのみが訪れることのできるSIAO。
初日のこの時間、日本パビリオンにはほとんど販売ブースが無いため、
客足はまばらというかほぼ0に近い状況。
まだ準備の終わっていない我々隊員は残っているブースの設営作業を続ける。

お昼は隊員で集まり屋外の出店で乾杯。
年中日本に比べれば暑いBurkina、
一仕事終えたあとのビールは格別だ。

午後も設営、徐々に手作り感満載のJOCVブースが完成していく。

そして明日のJapan Dayに向け、ソーラン節の前日練習。
昨日ジェネレーターが取り付けられると聞いていて、
今日は停電の心配なく舞台で合わせられるかと思いきや、
まさかの停電…
結局音無しで練習しただけで明日の本番を迎えることになった。
少し不安はあるが、9月上旬からの積み重ねを自信に明日は頑張りたいと思う。

ということで初日は、
前回のSIAOで協力隊員がコラボレーションした団体の製品はいくつか売れたみたいだが、
うちの任地の製品の売り上げは結局0。明日に期待だな、

とブースを後にしようとしたそのとき…

ある日本人のお客さんが訪ねて下さり、
「飲料水パックのリサイクルバッグを100個くらい欲しいのですが」
と、驚きの提案を受けることになる。

彼女は大阪の某有名百貨店に店舗を構える、
フェアトレード製品などを扱う会社の代表取締役、という方だったのだ。

あいにく、100も用意できておらず、
とりあえず10個また後日取りに来て頂くことにし、
100という数については私が帰国するときに運ばせて頂こうと思っているのだが、

いやはや初日からものすごい大きなチャンスを得ることができた気がする。

その後隊員OGの方の紹介でもうひとり別のバイヤーさんにも接触することができ、
こちらからも注文して頂けそうな運びになった。

収入は0でも可能性が拡がる1日になった。
SIAO、
お客としてではなく、出展者として参加してはじめてわかることが山ほどありそうだ。
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# by nao24d | 2012-10-26 23:00 | SIAO (国際工芸見本市)

国際工芸見本市に向けて7

2012.10.22


410日目・国際工芸見本市に向けて7

午前は明日首都Ouagadougou市内の小学校で行う、
隊員ブースの事前プロモーションを兼ねた衛生啓発講習の事前打ち合わせに行った。

午後からはブースで配布する任地製品の広告フライヤーの印刷発注。

また明日から3日間は、設営のため日中会場を使えるので、
その準備として夕方からは昨日に引き続き大工仕事、というスケジュールだった。

ソーラン節もまだ未完成なので、合間に確認したり…


そしてJICAの事務所では今日期間中の関係者パスが配られた。
これで入場チケット無しで私たちは入場できる。
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<関係者パス>
ちなみに、買い物客として入場する場合は、原則500Fcfaないし1000Fcfa支払って入場しなければならないのだが、
お客としてより売る側の立場で頑張って来ただけに、
買い物のことなんかより、もうこのパスだけでも十分嬉しい気分になってきている!
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# by nao24d | 2012-10-22 23:00 | SIAO (国際工芸見本市)

国際工芸見本市に向けて6

2012.10.21


409日目・国際工芸見本市に向けて6

今日はソーラン節の練習のあと、
午後から会場設営の準備を手伝った。

指揮を執って下さる隊員のY氏は、
午前中からいろいろ作業して下さっていたようで、
遅れて参加することになり非常に申しわけなかったが、
最後にほんの少しだけ木材を切らせてもらった。
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<全然切れて無いけど血管だけそれっぽい図>(Y氏撮影)
ちなみにこのBurkinaのノコギリ、
押したときに切れるタイプで、
うまく体重をかけられず、さらに全然切れ味よくないし、木材も超硬くて…
というか、切れなかったのは、単に非力なだけか…

ちなみに一緒にお手伝いに参加してくれたM氏は、
日本では建築専攻だったらしく、意気揚々と建築学科卒の維持見せるから!と、
警備員のBurkinabéにも熱く語っていたが、
「木を切るのは建築の人の仕事じゃないよ」と苦笑いでつっこまれていた。

そう言えばBurkinaじゃ、
建築は泥と家畜の糞と藁を混ぜたバンコと呼ばれる材料で行われるか、
最近はセメントブロックを積み上げたタイプばかりで、木造のものはまず無い。

考えてみればわかるんだけれども、
自分たちの当たり前が通用しないって感覚が久しぶりな気がして、
2年4カ月経ってもまだまだ出てくるなぁ文化の違い、と思った瞬間だった。

つづく…
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# by nao24d | 2012-10-21 23:00

国際工芸見本市に向けて5

2012.10.20


408日目・国際工芸見本市に向けて5

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<通学にも便利なリサイクルバッグ>
この少年が肩にかけているバッグが、
このあいだ紹介した任地製品の紹介シートが役立ったのか、
SIAOでのアーティストの作品コンペの書類審査に通過した!

まだ入賞したわけでもないのに、
生産者の仕立て屋さんは大喜び。

数ある応募者の中から、
最終審査に進んだだけでも光栄なこと。

このゴミ減量に向けた活動が、
少しBurkinaの社会に認められたようで嬉しい。

火曜日、SIAOのコミッションに今度は作品提出に行くことになった。

良い結果を祈るばかりだ。
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# by nao24d | 2012-10-20 22:00 | SIAO (国際工芸見本市)