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世界の車窓から

2011.01.03


118日目・世界の車窓から

ブルキナの鉄道を体験しようと、今日はOuagaからKoudougouまで2時間の列車の旅をしてきた。
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<サヘルの風景>
車窓から見るブルキナ。
その赤い大地には、紅葉する木も、雪化粧する木も見当たらないが、
この時期は白いおしろいをしたかのように、サヘルの砂を纏った木々を目にすることが出来る。
少し身を乗り出そうと窓を開けると、たちまち砂が舞い込み、乾季の臭いが車内にたちこめてきた。

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<鉄道車内>
鉄道の車内では席や通路が詰まっていない限り、私たちは自由に動くことができる。
大きな荷物を抱えコートジボワールに出稼ぎに行くブルキナベや、
バカンスでヨーロッパからやってきた旅行者、さまざまな人々の横顔を眺めることができる。

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<コートジビール>
1等席と2等席を繋ぐスペースにはBARがあり、
軽く食べたりお茶できるだけでなく、アルコールも揃っており、
ブルキナはもちろん、コートジボワールのビールも飲むことができる。
互いに見ず知らずの旅行者たちも、グラスを持てば国籍も肩書も関係無く、たちまち打ち解けて語らい始める。
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<車内BARのカウンター>
カウンターにはそれを見守る気さくなムシュー。
時折り陽気に客と言葉を交わしながらも、揺れる車内でしっかり料理を仕上げていく。
コートジまで37時間の長丁場、
お客の食欲をどうさばいていくのか、最後まで見守れないのが少し残念だった。


旅と言えば、この間観た映画、「モーターサイクル・ダイアリーズ」が思い浮かぶ。
この映画では、バイクが壊れて移動手段が徒歩になってから、南米を旅する主人公たちの物語が大きく動き出した。
彼らがバイクで移動していたころ「ここから、あそこへ」とすっ飛ばされていた2点が、
歩くことで出逢ったさまざまなエピソードによって、
「あそこから、○○と出逢ったこのルートを経て、ここへ」と繋がっていったように、
旅には出発地と目的地以外のプロセスにも意味があって、そこから得る感動や学びも多い。

そういう意味では、歩きには到底及ばないとしても、
高速バスや特急列車より、幾分この鈍行列車からは、得られる旅の喜びが大きい気がする。
週3便しかなく、速度がバスにも劣るため、利便性が高いとは言い難いけれど、
旅することを目的に旅をするなら、間違いなく感動的な時間を与えてくれる素敵な空間だった。

鉄道好きな旅行者や、旅好きな隊員には是非おススメしたい。
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<先頭車両・Koudougou駅にて>


さてさて、
上京しては来たけれど、なんとなく他力本願だった今年の年末年始休暇。
毎日毎日いろんな人と代わる代わる会っては、楽しませてもらったけれど、
最後にこうして自分の時間を持つことができて、すごく充実した気分になった。
幸先良いスタートを切れたかな、と思う。
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by nao24d | 2012-01-03 23:00 | 国内イベント・観光・旅行

"Noël"の準備

2011.12.23


107日目・"Noël"の準備

フランス語圏でクリスマスは"Noël(ノエル)"と呼ばれる。

私の任地KoupélaはBurkina Fasoに於いても特にキリスト教の盛んな地域。
その日が近づくにつれ、街はどんどんクリスマスモード、浮かれた様子になっていく。

具体的には…

①キリストが生まれたベツレヘムの馬小屋の状況を再現し、カトリックの家庭の玄関先に小さな馬小屋の飾りがしつらえられる。
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<手作り感満載の中学生のお兄ちゃんと小学生の妹作の馬小屋>
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<もはや"馬小屋"感が無い作品>
家ごとに全然違う馬小屋が作られていて、それを見て回るだけでも楽しい。

②サンタクロースの人形がいたるところで売られる ③商店の飾り付けが豪華になる
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<任地一番の食料品店でも売られるサンタ人形>
このサンタ人形の髪の毛とヒゲのとって付けた感は如何なものかと思うが、
Burkinaのサンタ人形はこれ一種しかないんじゃ?と思うほどこのモデルが全国的。
私に限ると、現在まで他のサンタ人形を見たことが無い。

④女の子の髪型がやたらおしゃれになる
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<編みます>
心なしかおしとやかな感じにすら見える。
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<さらに編みます(エクステ増量中)>
普段の格好・髪型でこうやって飴のクズ咥えてたら男の子かと思うに違いない。
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<編みまくります(カラーのエクステまでいっちゃいました!)>
普段でもそうなのに、やはりこの子は美人だ、と改めて惚れぼれするレベル。悩殺。

と、こんな風に、いっつも坊主頭に近い髪型だった子も、いかにも硬そうな毛質のボンバーヘアだった子も、
みんな見違えるほどかわいらしくなるからびっくり。

さらに、街にはイルミネーションまで!
新月だけど、こんなに明るいのは1年でも今だけだろうと思う。

去年は首都で過ごしたNoël。
今年はBurkinaのもっと一般的なNoëlが見れそうで興味深い。
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by nao24d | 2011-12-23 21:00 | 宗教・文化・習慣

ふたご座流星群

2011.12.14


98日目・ふたご座流星群

私たちが観ている星たちの輝きは、何十万年、何百万年も前のもので、
そんな果てしない輝きの前に、私たちはあまりにちっぽけな存在に過ぎない。

恒星の命に比べれば、私たちの命はほとんど流星ほどの短さでしかないわけで、
そう考えると夜空の星々の前では、私たちの富や地位や名誉なんてちっぽけなもので、
怒りも悲しみも迷いも憂いも葛藤も、ほんとくだらない、大したことないものだと思えてくる。

しかし、星が落ちるが如く一瞬の人生だとしても、
数多の流星のうち、私たちの目に届くほんの一握りの箒星ように、
どうせならその刹那に、少しは煌めくときを過ごしてみたいとも思う。
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<冬の大三角に飛び込む箒星>

今夜はふたご座流星群のピークだった。

ふたご座流星群の安定感は実に素晴らしい。
世界各地で流れ星観た!って報告があったけど、Burkinaでも流れる流れる♪

いろーんな人がきっと今の流れ星を観てたんだろうなぁって思うと、ひとつひとつ感慨深い。

出逢いの数だけ別れはあって、
どんなに仲良しだろうがずーっと同じところで同じ時間を共有し合うのは不可能で、
でも、離ればなれのその人も同じ星を見ているかもしれないなぁと思いながら、
なんとなーくでも空を見上げることを忘れずいたら、気持ちはずっと繋がっていられそうな気がしてくる。

今夜は良い夢見れそうだ!
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by nao24d | 2011-12-14 23:00 | 心境

NAK(Nuits Atyipiques Koudougou)

2011.12.03


87日目・NAK(Nuits Atyipiques Koudougou)

毎年年末のこの時期に開催されるKoudougouの音楽祭・NAK(Nuits Atyipiques Koudougou)。
会場には土産物屋や屋台も出店されており、辺りはお祭りムード一色。

今日はそこで私を含め15名のボランティアと1名の事務所スタッフの方、
そして現地の青少年団体の子どもたちと共にソーラン節を踊ってきた。
<"JOCV Burkina Faso ソーラン節 @ NAK 2011">
Burkina隊員にはこの動画は重いかもしれないが、
とりあえずYouTubeにUPしたのでここにも載せておく(ちなみに私は最前列で白いシャツを着て踊っている)。

現在24名のBurkina隊員のうち、観客としてやってきた2名も含め総勢17名の隊員がKoudougouに集まり、
踊っていた3分間はあっという間だったけれど、久々にJOCVのパワーを感じる1日でもあった。
退避という時期を乗り越えた仲間ということもあり、隊次を超えひとつになれたのではないかと思う。

また、終了後には環境啓発劇が行われ、
残念ながら任期短縮された環境省配属の先輩隊員の意思も受け継がれた。

これだけの人が集まったのは、その先輩隊員をはじめとするKoudougou隊員の人徳によるものだと思う。

宿としてお世話になった隊員のお宅では、
自家製ピザ(おうちに自作の窯がある)などのごちそうを頂き、
非常に楽しい時間を過ごすことが出来た。

共に汗を流したあとの『打ち上げ』というのは、
2年の任期中でもなかなか経験できないことで、
そこに参加することが出来たことを非常に嬉しく思う。

準備に奔走して下さったKoudougouのみなさんに、
また共にソーランを踊った仲間たちに、心から感謝を。
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<集合写真>
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by nao24d | 2011-12-03 23:00 | 国内イベント・観光・旅行

しし座流星群

2011.11.17


71日目・しし座流星群

今晩は、しし座流星群の極大。

23時ごろから空を眺めていたけれど、
しし座が地平線上に現れるタイミングで、
同じ方向に月も出てきてしまうから、
しし座のあたりは最悪のコンディション。

月が出始める前に2つ観るのが精いっぱいだった。

カメラでは冬の大三角に飛び込む流星を狙ったけれど惨敗。

そうやって考えると、今年のりゅう座流星群は、
あんなに月が明るかったのにいくつも観測できて、
さすが当たり年だなぁと思った。

しし座流星群の当たり年はまだ20年くらい先の話だから、
これから数年は、極大の時刻に月が被らない限り、
あんまり期待できなさそうだなぁと思う。

余談だが、
ドラマ"僕とスターの99日"で西嶋秀俊が星が大好きな役をやってて、ちょっとおもしろい。
南極大陸の裏で、視聴率苦戦してるみたいだけど、
あの作品が当たったら、ふたご座流星群とか盛り上がるだろうに…と思う。
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<オリオンと冬の大三角>
ここに流星来たら完璧やったのになぁ…
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by nao24d | 2011-11-17 23:30 | 国内イベント・観光・旅行

La cérémonie de mariage

2011.11.05


59日目・La cérémonie de mariage(結婚式)

今日は県局職員K氏の結婚式に参加した。

9時、と言われ9時40分ごろ始まった式。
3部構成の第1部は市役所での婚姻届提出。
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<市役所での結婚式>
同僚のG氏はこの市役所での婚姻のみを行ったらしく、
ローカルな伝統宗教を信仰している場合や、
金銭面の問題がある場合などは、役所での式だけで終わらせるケースも多いようだ。
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<誓いの言葉>
手を繋ぎながら誓いの言葉を述べあったり
(立ち会い人の市役所のマダムが"みんな聞こえた?"みたいな余計なあいの手を入れるのがBurkinaらしかった 笑)、
指輪の交換、接吻も行われるので、
教会で行われる式みたいだなぁと思っていたら、
さすがは役所。
ばっちり書類記入の段取りがあって、
みんなが見てる前でサインをする、っていうかなりシュールな光景にまで立ち合わせてもらった。
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<サイン中>

その後晴れて夫婦となりました、って感じでお開きになって、
屋外で記念撮影タイム。
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<撮影タイムの様子>
構えた感じで写ってしまう記念写真そのものより、
こういう並びを調整してるときの方が良い顔してる気がする。
Burkinabé、写真のとき表情硬いし、全然笑わないからなぁ。

その後、新郎新婦は飾り付けされた車で移動。
ちなみにこの車は県局長のものである(ティッシュの箱がダサい)。
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<デコレーションカー>
何台かのバイクに囲まれ、クラクション鳴らしまくりで、
たいして距離のない教会まで仰々しく移動していった。

すかさず追いかける。

第2部は教会での結婚式。
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<式場>
この教会はまだちゃんと完成してないのか、
屋外に簡易的に作られた日よけの下に椅子が並べられた手作り感満載の会場で行われた。
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<インタビューじゃなくて誓いの言葉>
ここでもやっぱり誓いの言葉、
指輪の交換、接吻って行程があって、
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<指輪の交換>
それに加え、教会らしいもの、と言えば、合間合間に唄が入るのと、
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<歌のおねえさん>
最後、洗礼かなんかわからないけど、教会の関係者らしき人が新郎新婦の頭に手を当てて、
物凄い険しい表情で念力みたいなのをかける儀式みたいなのがあった。
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<念力唱えるおじさん(まだ穏やかな表情のとき)>

参列者の様子はこんな感じ。
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<参列者たち>
市役所の方は席数も少なく限られた人しか参加できない厳かな雰囲気があったのに対し、
教会の方は子どもも多くて和んだ感じだった。
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<ええとこのぼっちゃん>
新郎以上に決まってた?この少年をはじめ、おしゃれなBurkinabéが見れたのもおもしろかった。
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<澄ましたマダム>

そんなこんなで、教会での式が終わり、

会場を移して、第3部、食事会があった。
披露宴か?と思ったけど、特に乾杯の音頭とかなく、
食べ終わったら、お祝いの品渡した人から順に帰るという感じだった。
自分は何も用意してなかったので(県局職員で用意してたの8人くらいいて1人)、
今度写真現像して渡すねーっと言って帰ってきた。

以上、結婚式レポート終わり、で大体13時30分くらいになってた。


日本で退避中に参加した結婚式が感動的過ぎたのがあったし、
もともと県局職員と言えど、職場が違うので、あまり彼と親しくなかったのもあって、
今回の式にはそこまで入れ込んで参加したわけじゃなかったのだけれど、

それでも、Burkinaではこんな風に祝われるんだなぁって言うのがわかって面白かったし、
時間守られないし、空調無いからくっそ暑かったし、マイクもブチブチ音切れるけど、それもBurkinaらしいなと思ったし、
陽気なBurkinabéの手作り感あるアットホームな結婚式は、それはそれですごく温かいものだった。

おまけ
最後に、、誓いの接吻の後、はにかんでた2人を捉えたところ
(= 一瞬過ぎてキスの瞬間が捉えられなかった上に、ピントも合ってなかったから、加工してごまかした画像)。
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<寄りそう新郎新婦>

末永く、お幸せに!
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by nao24d | 2011-11-05 21:00 | 宗教・文化・習慣

La nouvelle lune

2011.10.27


50日目・La nouvelle lune(新月)

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<バオバブと星の日周運動>
ISO1600 f4 30秒×64枚(インターバル1秒ずつ)

今日は新月だったので、星を観ようとチャリで村の方まで。

でも地形が平坦なせいで、結構離れたつもりでも街の灯りが見えてしまう。

そんなに簡単に満天の星空とはいかないものだ。

そういう意味ではプラネタリウムのお手軽感ってすごいなぁと思う。

帰国したら行こう。
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by nao24d | 2011-10-27 23:00 | 任地・生活

Composition des ordures ménagères

2011.10.26


49日目・Composition des ordures ménagères(家庭ゴミの組成)

任期中に市内の衛生状況改善に向け、
市役所にゴミの管理に関する提言を行おうと思っており、
その提案の際に用いる資料を作ろうと、
現在他の都市のゴミ管理状況のレポートを作成したりだとか、
この街の女性団体の活動を調査したりしているのだが、

それと合わせて最近行っていたのが、
家庭ゴミの組成調査である。

今回は4件のお宅と、1件の仕立て屋さんを対象にした予備調査で、
1週間、各家庭から出たゴミを集めてもらった。
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<マンビ・アニセの家>

調査に至った理由は、
Burkinaでどんなゴミが出ているのか、どんな割合で出ているのかがわからなければ、
より良い管理の仕方が何なのかわからず、提案の方向性が定まらないからである。

また過去のアフリカでのゴミ組成調査と比べることで、
その数年間の生活の変化を垣間見ることもできるかもしれない、と思っている。
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<調査中>

詳細は本調査のあとにまとめようと思っているが、
この予備調査だけでもBurkinaのゴミ(とされているもの)の様子が少しわかった気がする。

特徴的なのは袋の中身の大半が、土砂と枯葉で構成されているということ。
重さの9割は土と葉だと言って良い程である。
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<袋のそこに溜まる土砂>

彼らはゴミ箱を使わず、ゴミが出てもとりあえず周囲にポイ捨てし、
後で掃き掃除をするから放っておいて構わないと言う。

だから掃き掃除で集めたもの=ゴミとなっていて、
その中には砂や葉が混ざる(大量に)。

そして、生ゴミも葉も土も、土に還らないごみ・焼却できないゴミも一緒にまとめておいて、
ときには火を入れて嵩(かさ)を減らす。
そして、時期がくると高栄養だという理由で畑にそれらを肥料(安全性に疑問)として撒く
(時期が来るまでは家の前などに積まれたままになり、これがかなり不衛生に思う)。

伝統的にそうした方法で農業と家庭の清掃を行っていたため、
土に還元されない不燃性の物質が混ざっても、その習慣のまま行動している。

今回の調査でも、渡した袋にゴミが出ればその都度捨てるという方法ではなく、
おそらく1日に数回掃き掃除をしてまとめて捨てるという方法がとられたことが見えてくる。

ゴミには栄養があって、ただ捨てるのは勿体ないという感覚、
それは理解できるのだが…
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<分類ごとに整理したところ>
やはりの中で問題になるのはやはりビニール袋だ。
それさえある程度排除できれば、Burkinabéのゴミ処分の様式を変えさせることなく、
より衛生的にゴミが管理でき、
仮に火をいれたとしてもダイオキシン類など有害物質の発生を抑えられると思う。

問題はそれをどうやって実現するか…

もうちょっといろんな家庭の様子を見ながら考えて行きたいと思う。
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by nao24d | 2011-10-26 23:00 | 活動・配属先

La situation en matière d'hygiène dans la Koupéla

2011.10.14


37日目・La situation en matière d'hygiène dans la Koupéla(クーペラ市内の衛生に関する状況)

今日は午後からCPと街の衛生状況調査と、
市民へのインタビューを試みた。

やり方としては、
市内には5つのsecteur(セクター:ここでの地域区分の単位)があり、
その5つの地域の結合点付近を通って全secteurを大まかに巡回し、
合間合間に家庭を訪ねインタビューをするというもの。

改めてCPと回って見ると発見もあったし、
彼は日本人と同じ感覚で問題点が指摘出来ているのだな、ということに確信を持つこともできた。
そこは良かった半面…

ゴミや汚染されてるなぁと思う箇所ばっかり見ながら、
下を向いて歩いていると、随分気が重くなった。
ゴミやその他衛生状況に悪影響を及ぼす行動が、
こんなにはびっこっているだなんて、と。

もう見慣れてきつつあったから、そこまで視界に入っても意識しなくなってきてたところだったので、
よくよくゴミだけ目を凝らしてみると、うんざりしてしまう量だった。

写真ではどこまで伝わるかわからないが、そんな悲惨な状況の一部を紹介しようと思う。
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<仕立て屋さんの前に捨てられたゴミ>
ゴミ箱がないから、という理由で店先にどんどんゴミを捨てている仕立て屋があった。
が、ここだけ取りたてていうのはおかしいくらい、どこの店の前にもこうしてゴミの山があって不思議ではないのだ。
店主と話をすると、ゴミ箱置くことにも理解は示してくれているし、
来週一週間、とりあえずゴミの組成調査をさせてもらうことにした。

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<蓋の無いポリタンク、あるポリタンク>
3月、首都でPHASTという衛生啓発手法の研修を受けた。
その際にも衛生管理に良い行動と、悪い行動の例として扱われていたのが、
水を運ぶタンクの蓋のある無しだった。
実際こうやって並んだものを見ると、
当たり前に蓋があると思うのは間違いなんだなぁと気付かされる。

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<紙を食べる山羊>
こんな紙を食べてるところ、唄の中の世界だけかと思ってたけど、
まさに今食してるところを生で見ることができて衝撃だった。しかもゴミの山で…
他にも洗濯に使われた洗剤とかいろいろ混ざった汚水を飲んでる豚とか鶏とかいて、
こんなん食べてるんやなぁと思うと、結構複雑な心境だった。

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<ゴミあさりする子どもたち>
スカべンジャーというのか、ウエストピッカーというのか、
そういう子どもたちにも遭遇。
ゴミ溜めの中から綺麗な葉っぱを取り出して袋に入れていた子がいたんだけど、
あれ食べるつもりなんだろうか?って本気で心配になった。
CPはそれはないだろうと言ってたけど、
それを食べる食べない以前に、こういうところを子どもがうろうろするのはどう考えても良くない。
疾病リスク、めちゃくちゃ高い気がする。

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<すぐそこにロバの糞が放置されている公設水道>
Burkinaの多くの家庭は、
公設されている水道やポンプから水を汲んで生活に用いているのだが、
その公設水道の管理がしばしば問題になっている。
この管理組織の運営支援みたいな活動をしている隊員も入っている程で、
国家的なプロジェクトに位置付けられてもいるのだが、
現状、こういう水道・ポンプが後を絶たない。
せっかく衛生的な水道から水を得ることが出来るのだから、
周りの不衛生さえ改善すれば、疾病リスクなどかなり低減できるに違いないのに、
これは非常にもったいないことだと思う。


たった半日うろうろしただけで、こうしたことが見えてくる。
初めてここに来たときのショック、最近忘れがちだったけどこれで少し思い出せた気がする。

あと8カ月、いや活動終了までは7ヵ月、
どこまでやれるかわからないけれど、少しでも状況を改善したいと思う。
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by nao24d | 2011-10-14 21:00 | 活動・配属先

Un nuage météorique et un baobab.

2011.10.08


31日目・Un nuage météorique et un baobab(流星群と1本のバオバブ)

今日はりゅう座流星群が観られる日。
日本時間の9日午前2時と、午前5時に極大を迎えるということだった。
今年は13年に1度の当たり年、ということでかなり期待していた。

より沢山流れるとされる2回目のピークがちょうど8日午後8時にあたるBurkinaは、
日本に比べると好条件(午前5時はかなり空が明るい為観測が難しい)。
そこで同任地の後輩隊員とうちのガルディアン(以下ガル、警備員)、そしてガルの友人を連れて、
Koupéla近隣の村のバオバブの近くで天体観測することにした。

しかし雨季の最中であるBurkinaは、
今日も薄雲が多く月の光がかなり反射して星がよく見えない。
ライト無しで自転車を漕げるほど、街灯が無いところでも明るかったのだ。

んん、これは時間帯は好条件でも厳しいか?と思っていたけれど、
8時からそこでねばると、無事に1時間で10個ほどは観測することができた。
明るさに負けなかった流星がしっかりと、ゆっくりとした軌跡を見せてくれたのだ。

愛機NikonD300Sは結局流星を捉えることはできなかったけれど、
天体の日周運動とバオバブのコラボレーションだけで素晴らしい写真になっていた。
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<星空とバオバブ>

ふたご座流星群は是非カメラに収めたいところだ。


ところで、この写真に写るバオバブの木は、
サバンナの王者にふさわしい風格を備えたいわばこの地域のシンボルであり、
また葉や実や花の栄養価が高く、食用、薬用に用いられ、
ときにサバンナの助産師と呼ばれるほど、土地の人々の生活にとって有用な樹木でもある。

文化人類学者の川田順造氏は、その著書"サバンナの博物誌"で、

"西アフリカのこの地方で古くから王国を築いていたモシ族の、
むかしの王墓のしるしになっていることもあり、
その根元には、毎年何度となくいけにえの血がそそがれる。"


と記しており、崇敬の対象となっていることも伺える。

実際今日現地に到着した時、
その木に近づこうとするとガルが、
"夜はあぶないからその木に近づいてはいけない"と忠告してきた。

"金曜日の夜は俺たちはここを通ることすらできないんだ"とも言う。

コミュニティの王様、Naaba(ナーバ)と呼ばれる人や、
年配者だけが夜にその木に近づくことを許され、
その木に対して様々な儀式を行うらしいが、
それはその儀式に関与できる人たちだけが知ることで、
何をしているのか、若い彼らは知ることすらできないのだそうだった。

星の王子様を通じて、日本の私たちの多くも知るバオバブの木。
私たちをひときわ惹きつけるその大木のふもとで、
夜、とくに金曜日の夜、何が起こるのか、謎は深まるばかりである。


遠い宇宙の星々に想いを馳せ、
古からのアフリカの文化に触れ、とても文化的な土曜の夜だった。
最後の記念写真のポーズが"アチョー"みたいな感じなのが意味わからなかったけど。
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<星空と神聖な木を前にはっちゃける現地人と日本人の図>
注:このポーズをリクエストしたのはBurkinabé、私たちは非常にノリの良い日本人である 苦笑
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by nao24d | 2011-10-08 23:00 | 宗教・文化・習慣