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C'est la vie!

La vie du Burkina. Jour:147

2010.11.15


La vie du Burkina. Jour:147・La famille(家族)

あなたのたいせつなものはなんですか?というテーマで、
子どもたちに絵を描いてもらって、それを展覧会にされたり、写真集として出版なさっている
医師で写真家で、国際協力師の先生がおられる。

駒ケ根に入るまで「国際協力」という言葉にほとんど関心の無かった自分だが、
この先生のなさっている国際協力師としての活動、
医師であり写真家であるという生き方、
これには大変衝撃を受けた。

そしてつい先日、
微力ながらもこのお絵描きイベントに参加させていただきたいと、
この先生にメールを送ってしまった。
(最近こうしていつの間にか国際協力の入口に足を突っ込んでいる自分に驚いている)

http://www.ets-org.jp/index.html
→お絵描きの項目を参照

このイベントでは世界各国で共通して表れる傾向があるそうだ。

まず「たいせつなもの」と言われても何も思いつかなかった子どもは、
とりあえず風景の絵を描くらしく、これが一番多く集まるらしい。

そして次点、「たいせつなもの」として一番に挙がるのは家族と家の絵だそうだ。

「たいせつなもの」

同期の協力隊員にも聞いてみても、
やはり「家族」という答えが返ってきた。

もちろん協力隊員でなくとも、
誰にとっても「家族」は切っても切れないたいせつなものなのだと思う。

でも自分たちは帰る場所があればこそ、
世界に飛び立つことができた。

離れていても家族の支えは大きいし、
改めて家族のありがたみを実感する機会はしょっちゅうである。


最近、自分と同じ歳の協力隊員のご家族が、
ご病気で余命少ないという話を伺った。

健康あっての協力活動と言うけれど、
支えてくれる家族の健康も同様にたいせつ。

なんだかんだで荷物を送ってもらったり相変わらず親の助けを必要としていて、
ひとりでは何もできない事を実感する日々。

息子がわがままできるのは両親のおかげだと思う。
La vie du Burkina. Jour:147_d0159222_8481091.jpg
<ときどきコメントを残してくれる父の正体と救援物資を送ってくれる母の姿>
上の写真は最近データの整理をしていて、ふと見つけた出国前日の両親を撮ったもの。
ちょっとした励みになる1枚だったりする。

もう良い歳だし、両親が健康でいてくれるかどうかは、人ごとではなくなってきた。
でもこの写真のように笑顔で、
2年間と言わず、ずっと元気でいてもらいたいと思う。

だったら心配かけるなと、突っ込まれそうだが…


さて、Burkinaの子どもたちのたいせつなものはなんだろう?
やはり「家族」の絵が多く集まるのかもしれないし、
そうだとすると、先生の意図や期待に添える絵が集められるかはわからない。

けれど、他にどういった絵と出逢えるのか大変興味深いし、
まずは自分自身が楽しみながら撮ってみたいと思う。
by nao24d | 2010-11-15 23:00 | Au Burkina Faso